WebページにはGIFまたはJPEGと呼ばれている保存形式の画像ファイルが多く使われています。
これはWebページを見るためのブラウザ(Internet
ExplorerやNetscape Navigator)の多くがこれらの画像ファイルを表示することができるように作られているからです。
しかし、MMSのワークステーションにインストールされているお絵書きツール
ホワイトボードでは、作成した画像をTIFFという形式でしか保存することができません。
そこで、ここではホワイトボードを使ってTIFF形式で保存した画像を、
XVという画像編集ツールでGIF形式に変換し、Webページに載せるまでの手順を紹介します。
※ホワイトボードについての説明は「ワークステーション利用の手引き」にも載っています。
フロントパネルのサブメニュー(一番左)からホワイトボードを起動します。
まずは自由に絵を描いてください。
Webページに載せたい絵が描けたら、それを保存します。
メニューの [File>SaveAs] で保存することができます。
※ここで注目することは、「・・・.tif」という名前で保存するということです。
最後の「tif」はこのファイルがTIFF形式のファイルであることを示します。
参考:画像の大きさはメニューの [Edit->ChangeWhiteboardSize] で変更することができます。標準の設定では大きな画像ファイルができるので、小さくしておいた方がいいかもしれません。
※XVについての説明は「ワークステーション利用の手引き」にも載っています。
画像が保存できたら、今度はXVという画像編集ツールを起動します。
ターミナル(コマンドツール)から、 「xv」と入力してリターンキーを押します。
すると「xv」と書かれたウインドウが出てきます。それを右ボタンでクリックすると、更に「xv controls」というウインドウが出てきます。
その中の「Load」ボタンをクリックして先ほど保存したTIFF形式の画像ファイルを読み込みます。
すると、先ほどの画像がウインドウに表示されます。
※この状態で画像をいろいろ編集することができますが、今回はとりあえず保存形式を変更する事だけをおこないます。
「xv controls」ウインドウの「save」ボタンをクリックします。
「xv save」というウインドウが表示されるので、
その中の 「Format:」 という項目を変更してフォーマットをGIFに変更します。
下のsavefileの項目のファイルネームの最後が「gif」に変わったのを確認してください。
※これが変換後のファイルの名前になります。
最後にOKボタンをクリックすれば、変換作業は完了です。
ここから先は、HTMLでの画像ファイルの載せ方の話です。
※一般的なHTMLの話なので、いろいろなHTMLの解説にも載っています。
さて、いよいよ作成した画像ファイルをWebページにはりつけます。
まず、画像ファイルをpublicなディレクトリに移動します。
「public」なディレクトリとは、ホームディレクトリのすぐ下にある「public_html」というディレクトリ(以下)のことです。
※Webページとして公開するファイルはすべてこのディレクトリ以下に置く必要がありましたが、画像ファイルでも同様です。
次にテキストエディタを使ってページを作成します。画像ファイルを表示するためのタグはimgタグといいます。使い方は以下のとおりです。
<img src="画像ファイルへの絶対URLまたは相対URL">
もし、ページのファイルと画像ファイルが同じディレクトリにあるなら、
<img src="画像ファイル名">
となります。 このタグを画像を表示したいところに書き加えます。
例えば、ページと同じディレクトリにある testimg.gif という画像ファイルを表示するページは
<html> <head> <title>testimg</title> </head> <body> <img src="testimg.gif"> </body> </html>
となります。
これで準備は完了です。 ブラウザで画像が思い通りに表示されていることを確認しましょう。